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私たちは、それぞれ戦闘態勢を取る。
《ガサガサ ガサガサ…》
音が近づいて来る。みんな息を潜める。
「来た!」
藍堂先パイが零した言葉でみんなの緊張は頂点をさす。
そして次の瞬間、
ボッ、ジャキーン、ブン
「わぁ アツっ 冷たい 痛い~」
声がする。
みんなの技が命中した証拠だ。
あれっ、この声!
私たちは声の主を見る。
「いきなり襲って来るなんて、みんなヒドいよ~」
「一条先パイ!」
「こんな所で何やってるんだ、一条」
「・・・」
私たちは声をあげる。
「昨日の事を枢から聞いて、心配になって見に来たんだよ」
「副寮長、寮長に頼まれたのでは。」
「ハハ さすが架院だね。お見通しってわけね」
先パイたちが話をしていると…。
「わぁ~」
「「「!!!」」」
誰かの叫び声が聞こえてきた。
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