第3章

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私たちは、それぞれ戦闘態勢を取る。 《ガサガサ ガサガサ…》 音が近づいて来る。みんな息を潜める。 「来た!」 藍堂先パイが零した言葉でみんなの緊張は頂点をさす。 そして次の瞬間、 ボッ、ジャキーン、ブン 「わぁ アツっ 冷たい 痛い~」 声がする。 みんなの技が命中した証拠だ。 あれっ、この声! 私たちは声の主を見る。 「いきなり襲って来るなんて、みんなヒドいよ~」 「一条先パイ!」 「こんな所で何やってるんだ、一条」 「・・・」 私たちは声をあげる。 「昨日の事を枢から聞いて、心配になって見に来たんだよ」 「副寮長、寮長に頼まれたのでは。」 「ハハ さすが架院だね。お見通しってわけね」 先パイたちが話をしていると…。 「わぁ~」 「「「!!!」」」 誰かの叫び声が聞こえてきた。
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