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「そこ、前に出ないで~」
そしてこの笛を吹いているのは、デイ・クラス1年の黒主優姫 この学園の風紀委員だ。
「キャー」
「ピッピー、下がって~、キャッ」
優姫は女の子たちに弾かれてしまう。それを助けたのは、
「おっと、大丈夫」
「枢先パイ、ありがとうございます」
「そんなにかしこまらないで、少し寂しいな」
そう言いながら、枢は優姫の頬に手を伸ばす。
「授業が始まりますよ。玖蘭先パイ」
その手は零によって阻止される」
「怖いね、風紀委員さん」
そういうと校舎の中へと入って行った。
「もう零 枢先パイに失礼じゃない」
「お前が奴らに好意を持つのは結構だが。わかってるだろうな」
「わかってるよ。あの人たちが、私たちとは違うってことくらい」
そうナイト・クラスのみんなは、人間ではない。彼らはヴァンパイア、私たちとは生きている世界がちがう。すきになってはいけない存在。
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