第一章:目覚め

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エリック(N) 「此処は 俺達の住む本島から ほんの500mほど離れたとある小島で 干潮時には、歩いて行ける そんな所。 今は夏休みで、 コレを機会に、 此処にある小さなログハウスに泊まり込み オレ達は“ある準備”をしていた。」 ユウ 「はぁ~… エリックのせいで、今日は全然進まなかったよ~…」 エリック 「う゛…」 ハイル 「そう言うな、ユウ。 仕方ないさ。 虚弱君には。」 エリック 「ぐぬ~っ!」 ハイル 「ん?どうした? 何か言いたい事でも?」 エリック 「大有りだ! 全く!どいつもコイツも言いたい放題言いやがって!」 ハイル 「事実だろ?」 エリック 「う゛っ!」 ユウ 「うん、事実だもん。」 エリック 「っか~! 判ったよ! オレが悪かったよ! ど~もスミマセンでした!」 ユウ 「そんな、謝られてもね~?」 ハイル 「確かにな。」 エリック 「…何が お望みでございますか…?」 ハイル 「あ~ 暑いな~」 ユウ 「暑いね~」 エリック 「…だから何なんですか?」 ハイル 「アイス。」 ユウ 「勿論、ゴリンコアイスね!」 エリック 「チックショ~…! 今月、小遣いヤバいってのに~…!」 ユウ 「文句言わな~い! ほら、ダッシュダッシュ!」 エリック 「判ったよ…ったく!」 エリック(N) 「1日の終わりに3人でゴリンコアイスを食べるのが此処最近日課になっていた」 ユウ 「エリック ダッシュ!」 エリック 「判ってるよ!」 エリック(N) 「平凡な毎日。 当たり前な日常。 それはいつまでも続くのが当然 その時は そう思っていた…」
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