第一章:目覚め

5/15
前へ
/52ページ
次へ
チェシャネコ 「よぉ“先代”! 女王には会えたかぁ?」 時計ウサギ 「その呼び方は止めて。」 チェシャネコ 「おっと、悪い悪いw それで?女王には…」 時計ウサギ 「会えなかったわ また、眠りに着いてしまったって」 チェシャネコ 「クッシッシw それは残念! とりあえず、 早く“アリス”を見つけて女王助けないとなぁ?」 時計ウサギ 「“アリス”は見つけたわ」 チェシャネコ 「え? マジかよ! そんなの初耳だぜぇ?」 時計ウサギ 「だって、今初めて言ったのだもの」 チェシャネコ 「けっ なんだよソレ? それだったらサッサと…」 時計ウサギ 「アリスはまだ目覚めていないから」 チェシャネコ 「はぁ? なんだよソレ?」 時計ウサギ 「わからない」 チェシャネコ 「わからないって…」 時計ウサギ 「もしかしたら、 それはわたしのせいなのかも知れない…。」 チェシャネコ 「ふぅん… ま、ともあれアリスが見つかって良かったぜ。 “アレ”を足止めするのもそろそろ限界だったしな」 時計ウサギ 「ごめんなさい…。 わたしのせいで…」 チェシャネコ 「ま 仕方ないだろ…。 とにかく “アレ”は、一応足止めしとくから なるべく早く“アリス”を連れてきてくれよ?」 時計ウサギ 「うん、わかった。 有難うチェシャネコ」 チェシャネコ 「お! 何か今“昔っぽかった”ぜw」 時計ウサギ 「…ばか(微笑み」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加