第一章:目覚め

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~場転~ ユウ 「うん! 今日も快晴! さぁ! 昨日の遅れを取り戻す為 張り切って行こ~!」 エリック 「……。」 ユウ 「ちょっとエリック?」 エリック 「え?あ!うん 聞いてるよ」 ハイル 「何をだ?」 エリック 「え?え~っと…」 ユウ 「ちょっと大丈夫~? エリック、今日休む?」 エリック 「え?」 ハイル 「また倒れられても迷惑だしな」 ユウ 「そうだね どうするエリック?」 エリック 「だ…!」 ハイル 「“だ”?」 エリック 「大丈夫だって!」 ユウ 「本当に?」 エリック 「あぁ。 ちょっと考え事してただけだからさ」 ハイル 「考え事…?」 エリック 「あぁ。 ま、大した事じゃないよ」 ハイル 「……。 ベットの下のエロ本の事か?」 ユウ 「∑え?エロ本!?」 ハイル 「ああ。 隠して有るんだよコイツ どっさりと。」 ユウ 「サイッテー…」 エリック 「∑バッ! いきなり 何、言い出すんだよ!」 ハイル 「事実だろ?」 エリック 「事実だけど…! ……。 それに、コレ大した事だろ? 母さんに見つからないかいつもヒヤヒヤしてんだから」 ハイル 「………。 あぁ。 そうか。 すまんな、なんか。」 ユウ 「…サイッテー……。」
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