深夜2時の訪問者

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「中に入れてください…」 その女は針に糸を通すようなか細い声で言った。 ん?… 僕は一瞬自分の耳を疑った。 「中に入れてください」 この子は今そう言ったよな…? …こんな夜遅くに1人暮らしの男の家に見ず知らずの女が入りたがっている …こんな光景があり得るのか? 僕は何かの間違いだと思い再び問いかけた 「何かご用で?」 「…中に入れてください」 …ホントだった なっ…なんだ?一体何が目的なんだこの子は…? …まっまさか イヤイヤイヤそんなことはあるまい 僕はなぜか1人で興奮していた
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