ド変態幽霊

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なんとそこには再びあの男がいたのである。 「あ…あんたっ!」 気づいた男は (まっ…またお前かよ!)と言わんばかりの顔で狼狽え始めた。 「マジかよ…!」 「今度こそ逃がさないんだからっ!堪忍しなさい」 怒り狂った私はすぐさまその男の腕を掴んだ。 よし…!やっと捕まえ… その時だった。 「…あの~なんですか?」 はい? ふと声がしたほうを向くとそこには中年の女性がこちらを睨み付けるように私を見ていた。 「私の腕に何かついてます?」 …えっ? 良く見てみると私の手は男の腕ではなくその女性の腕を掴んでいた。 うそっ!? 私は驚いて咄嗟に周りを見渡した。しかしそこには男の姿はなかった。 私は確かにあいつの… 「あの…いい加減離してもらえます?」 「あっ…すいません!」 「…ったくなんなのよ!」 ○○駅~○○駅に到着です そう言って女性は次の駅で下りていった
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