ド変態幽霊

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私は咄嗟に後ろを振り向いた。 「あ…」 するとそこには笑みを浮かべながら立っているあいつがいた。 いつのまに… 「びっくりした?」 ヘタンと座り込む私。 「まさかこの駅で待ち伏せてるなんてな… まったくなんて女だお前は!?さすがいいケツしてるだけあるぜ」 「…ハア…ハア」 私は立ち上がれなかった。 こいつ…なんなの…? 「お前…こんな駅の地べたに座り込んでんじゃねーよ。ホラッ立てよ」 そう言って彼は私の腕を掴んだ 「キャ!冷た!」 …今まで気づかなかったけどこいつの手…かなり冷たい やっぱり…こいつ 「ねぇ…?」 「ん?」 私は勇気を出して聞いてみた 「あなた…生きて…ないよね?」 「ん?ああ」 男はなんのためらいもなく答えた
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