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「…ったく次からは気をつけなさいよね!」
「気をつけろって…だれがこの先道が途切れてるなんて思うよ?ってか何べんも言うけどあなたは僕に死んで欲しかったんだよね?」
「そうよ!アーアあなたなんて死ねばよかったのに!死んじゃえ!」
「じゃぁ…」
僕は車を降り静かに崖の方へ向かった。
「今から飛び下りるわ」
すると彼女は一瞬「えっ…」と言うような顔した
「はぁ!?ちょ…ちょっと!?いいじゃない助かったんだから!」
「え…?死んで欲しいんだよね?」
「…そっ……そうよ!あなたなんて死んじゃえばいいんだわ!」
「だったら死ぬわ」
「いや…あなたはそれでいいの!?こんな見ず知らずの奴に死ねって言われただけで死んでいいの!?」
「いや…嫌だけど?」
「じゃあ止めなさい!死ぬのは止めなさい!」
「どっちなんだお前…」
僕は思わず笑みが出た。
「なっ…何がおかしいのよ!」
「いやおかしいだろ」
僕は笑いながら車に戻った
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