【不幸の始まり】

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いつも通り眠りに 着いた私は… いつも通り朝を迎えるはずやった……。 でも…この日は違った。 寝ていた私は目が覚めた。 そこに居たのは トキ君……  ―― 何で? ―― 考える間もなく、身体の異変に気付いた。 下半身の服は脱がされ… 顔に布団をかけられ…下半身には何とも言えない感覚。 トキ君が私の下半身を触り舐めていた。 気持ち悪くて…怖くて声を出すことも出来ず…私は固まってた。 しばらくすると……。 "えっ" ―痛いッ― 私は訳も判らずパニック状態と激痛で― ただひたすら、黙って我慢して、時が過ぎるのを待った。 用が済んだのか トキ君は黙って弟の部屋へと戻って行った。 涙すら出ない。 ただ、ただ ボーっとしていた 何も考えたくなかった。 気が付くと私は無意識のうちにトイレにいた。 何回も何十回もティッシュで 下半身を無我夢中で 拭いていた。 部屋へ戻り… 思い出す… 泣きなくなかった。 でも涙は溢れて 止まる事は無かった。 泣き疲れて眠りにつく。。 ――眠れなかった――
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