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「あのな、神様は信仰心がある人なら誰でも救うんだ。だが、それは無垢なる乙女じゃなきゃダメなんだっ!」
なんだこの無意味な熱さは。なんだその処女へのこだわりは。そして、誰でも救うはずなのに処女しか救わない変態神様と矛盾は何なんだ。
「というわけで巫女さん喫茶をやるっ!真雪美、兵を集めろっ!」
「別に反対はしないが、集めるのは女の子にしてくれよ。兵隊なんざ集めても、兵隊さん喫茶しか出来ない」
すると、真雪美が当然に叫び声を上げた。
「それよっ!私の求めていたのは、兵隊さん喫茶よっ!」
どうやら、俺の周りにはアホしかいないらしい。
「オリジナリティ溢れる上に、固定客もバッチリゲット!しかも、新規客にも優しい設計ねっ!これは売れるわっ!」
文字通り地雷を踏んだみたいだった。真雪美がこのように金儲けの話に走ると、藤村がいさめない限りは止まらない。しかも、面白がってホーセイがまた入れ知恵する。
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