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確かにそれは想像できない。お腹空いてたらお供え物でも食いそうだし、それに文句を言う神様を竹ボウキで撲殺しかねない。
「だが、あいつが兵隊さん喫茶なんかやったら、味方まで撃ち殺しかねんぞ?」
「それはいいじゃないか。『味方まで撃っちゃうドジっ子二等兵』なんてな」
「ドジっ子で済んでねぇよ。死者が出てるだろ」
すると、藤村は暗い顔で皮肉たっぷりに語った。
「さくさく。真雪美に竹ボウキはまずいって。ムカつくことあったら、竹ボウキで客を殴るぞ?」
「アイツにエアガン持たしたら、客を撃つって」
「玉を入れなかったら問題ないよ」
「真雪美なら、エアガンで殴るっての」
懸念は、真雪美の一点である。それ以外はどうにでもなる。真雪美だけはどうにもならん。
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