会議と友人 ~かなとおれたちのかんけい~

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昼飯をみんなで食った後には、それぞれの授業へと赴く。実は、同郷の三人衆である俺、藤村と真雪美は、全員が違う学部で全く違う勉強をしている。 そんな俺たちとホーセイが出会った理由は単純だった。俺とホーセイは同じ学部で同じ学科だったのだ。 「朔太郎。ルーズリーフをくれないか?」 授業と授業の合間に、隣に座るホーセイが気さくに頼んでくる。 「すまん。今、やれるほどない」 「じゃあ、メモ帳とかはないか?極論、紙なら何でもいいから」 「なんで?」 「もちろん、学園祭の計画にルーズリーフ使いすぎて、紙がなくなったからだ」 授業を聞け、授業を。 振り返ると、2人掛けの席一面に広がるホーセイの計画書。それも1枚や2枚ではなく、おそらくは10枚は確実にあるほどの壮大な計画のようだ。 「授業そっちのけで何をやってる」 「遊びだ」 「あいにく、両親の金を無駄にしてまで遊びほうける気にはなれんな」
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