第七章(文化祭)

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軽音連合メンバーが休憩に入り棗とエリが俺に近付いてくる 「レン、見てくれるのは嬉しいけどクラスの方は大丈夫なの?」 「…問題無い、そこは優秀なヒナがしっかりと監督しているからな」 俺は棗とエリにそれぞれタオルを手渡して、ついでに買っておいたスポーツドリンクも手渡す 「バッチリっスね!!何て見事なバニーっすか!!水瀬先輩天才っス!!」 「だろだろ!!ふふ~ん…この俺様、歩くコスチューム工房の異名を持つ水瀬茂流様にかかればこんなもんっ、さぁあ~~!!」 うをぉおおお!!と体力の限界を知らないシゲとハタシン君が騒ぎ出す、軽音楽に負けず劣らずのボリュームだ 「……あれ…本当に着なきゃいけないのかしら?」 嫌な顔付きでエリが棗に尋ねている、棗はニコニコ笑いながら「いいじゃん!!あれ着てレンをゲットだよ~!!」と無邪気にエリに抱きついた 「…………」 ゲットまではいかないだろうが、俺の妄想から察するに……うん………相当良い… 「楽しみにしてるぞエリ…」 俺が微笑むとエリは溜め息を吐きながらコスプレ衣装を手に取ってみる 「メイドにバニー…何で私ばっかりこんな辱めを受けなきゃなんないのよ……はぁ……」
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