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「二日に一回のペースだっしょ。今まで、巻き込まれなかったのが奇跡だっしょ」
「まあ、災難だったわよね。権藤先生にしても、自分のことを棚上げして責めてきたものね」
なんだよ、分かってるじゃないか。
そこまで言った茜は俺の手前にある空席に座る。どうやら、本題は別にあるようだ。
「実は、相談したいことがあるの」
またかよ……
相談といっても十中八九、茜自身の案件ではないだろう。
それには茜の人となりに理由がある。
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