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俺達の間には実に穏やかな空気が流れている……ということで、気まずい話を切り出すなら今しかない。
「輝欄、実は今日の放課後にやらなくちゃいけない用事が出来たっしょ」
昼食を食べ終えてのっぺりとしていた輝欄はこちらを向き、首を傾げた。
「えっとぉ、じゃあ私は待っていればいいのかなぁ? 時間掛かったりするのぉ?」
輝欄の顔には疑問符が浮いていた。この顔が残念そうなものに変わるのは嫌なんだよな……
「あー……悪いけど、先に帰っていてほしいっしょ」
悪い予想通り、輝欄の表情に影が差した。
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