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「何かしら、あれ」
幸絵が不審に思うその方向、つまりは川上の方から、どんぶらこと何やら大きな物が流れてきたのです。
「お金になればいいのだけれど」
そんなセリフを吐きながら幸絵が近付くと、
「これは……桃?」
そう、そのピンクのボディといい、ヒトのお尻の様なフォルムといい、まさに桃だったのです。
大きさは、子ゾウぐらいありますが。
「これ……食べられるのかしら……?」
幸絵はそう言いながら、何気なしにその桃へと触れてみました。
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