2、運命の出会いですっ!

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鬼――それはかつて、この世界を支配していた種族でした。 彼らは知性こそ人間には劣りましたが、それを補って余りある強大な「力」を持っていました。 その腕力はあの朝青龍も一撃で吹き飛ばし―― その脚力はあの朝青龍も一撃で吹き飛ばし―― その肉体はあの朝青龍のぶちかましをも跳ね返し―― その見た目はあの朝青龍もモンゴルへ帰るのをためらわせた、と言います。 しかし、その栄華も人間の科学力の発展と共に徐々に衰退。 遂には、ある日突然ぱったりといなくなってしまったのです。 あっ、すいません。ここで一句。 春雨に 泣いてみだれる 水面かな
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