姫!親友里奈決意!の巻

19/21
前へ
/409ページ
次へ
いつもの公園にやって来た二人は、この二週間ずっと続けてきた練習を始めた。 軽くキャッチボールをしながら、会話を続ける。 「ありがとうね、祐介」 パシッ。 「え?」 パシッ。 「葉月の球が捕れるようになったからさ、試合に出してもらえるの」 パシッ。 「ああ……オマエ本当に頑張ったもんな」 パシッ。 「うん……でも、本当に祐介には感謝してる」 パシッ。 「よせよ、俺なんてほとんど役にたってないじゃん」 パシッ。 「そんなことないよ」 パシッ。 「ほとんど磯さんや、池田さんのおかげじゃん」 パシッ。 「そんなことない!!」 「え?」 突然里奈が、大きな声を出すと、キャッチボールを止めて、祐介のもとへと近寄った。
/409ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1703人が本棚に入れています
本棚に追加