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そして俺の鞄と瑞希の鞄を持ち、教室に向かった。
このとき瑞希はいつもどこかに行っている。
授業は普通だ。
何も起こらないし、瑞希もちゃんと勉強している。
そして次は昼飯。
「はい、これ」
瑞希が言い、渡されたものは弁当。
何でいつも作ってくれるのかは不明だが、一人暮らしの俺には有難い事だ。
だからいつも貰っている。
「おう。いつもアリガトな」
「ほら、さっさと行くわよ」
瑞希がそう言い、俺は椅子から立ち上がり教室を出た。
「池村君と眞高さんって、付き合ってるのかな…?」
「は?何言ってんの?眞高は俺と付き合ってるし」
「お前の恋人ゴミ箱だろ」
…聞き覚えのある声だったが、俺はスルーし、瑞希の後に付いていった。
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