変わる日常

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瑞希がこっちに来ると、宮西先輩は優しい笑顔を見せて、瑞希に問いかけた。 「今日はどうしたんですか?」 瑞希はかなり緊張しているようで、顔がもの凄く赤い。 ただのトマトのようだ。 「あああああ、あの、あの…、ははは、話が……」 緊張しすぎだろ…。 「その話って、長くなりそう?」 「た、多分…」 こうしてみると、宮西先輩が母親で、瑞希が子供のようだ。 見ていて和んでくる。 「じゃあ、中で話をしましょう。 立ち話もなんですから…」 「あ、じゃあ俺はこれで」 「…あなたは、来ないのですか?」 「はい。最初に言った通り、用があるのは瑞希なんです」 「そういえばそう言ってましたね。 それじゃあ眞高さん、入りましょうか」 「は、はい…」 宮西先輩と瑞希は、生徒会室に入っていった。 一人だけ残され、何もすることも無く、 「…帰ろ」 帰ることにした。 ありえないことが起こったのは、次の日だった。
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