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「み、宮西先輩。俺…生徒会入りますから」
しまった!つい入るって言ってしまった!
でもこれ以外方法が無いような…。
「……本当ですか…?」
泣き止んだ。良かった。
「本当ですよ。俺、生徒会に入りますから」
「…ありがとう、池村君」
まぁ、俺が瑞希の僕になったのはこういう女子との出会いが目的だし結果オーライかな?
その後俺は、宮西先輩にお茶を入れてもらい、くつろいでいる所だ。
「そういえば、まだ生徒会の人が来てませんね?」
カップを両手で持っている瑞希がそう言い、俺も思い出した。
俺たちが来てからすでに小一時間ほど経っているのにまだ来ていない。
「…実は、今の生徒会役員は貴方たちを含めて四人しかいないんです」
「四人?随分少ないじゃないですか?」
俺がそう言うと、宮西先輩は疲れたように溜息をついた。
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