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「おい聞いてくれよ宮西!
俺また一年に告白されたよ!
尻触ったらグーで殴られちゃった!テヘ☆」
確かに最低だ。ていうかコイツだな、副会長。
「…誰この二人」
「はい、昨日入って下さった眞高瑞希さんと池村瞬君です」
副会長の顔は、確かにカッコイイ。ちょっと長い髪が似合っている。
「へぇ~~…」
でも中身が最低な副会長は、ジロジロ瑞希を見た。
…別に呼び捨てでいっか。
一応宮西先輩の了承を。
「宮西先輩、あの人名前なんて言うんですか?」
「彼の名前は東桐斗(あずまきりと)、って言います。
呼び捨てで構いませんよ?
フンと同類ですから」
良いんだ、別に…。
「ねえ眞高、これから一緒に遊びに行かな~い?
全部俺の奢りで良いからさ」
エスコートされている瑞希は、顔がナスの様に青ざめていた。
「き、気持悪い!近寄んないで!!」
そう言い、瑞希は俺の後ろに隠れた。
「あの糞をどうにかして!」
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