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「…とりあえず、中に入ろう」
俺は歩き、学園に足を踏み入れた。
………そのときだった。
「いだっ!?」
急に、背中に痛烈の痛みが走った。
凄い勢いで押されて、何処まで飛ぶんだろう、と思うぐらいにぶっ飛んだ。
「「痛った~…」」
ん…?誰かとハモったぞ。
というより、体が重い…。
目を開けると…、少女がいた。
顔いっぱいに映された少女の顔は、とても可愛かった。
人形のような顔立ちをしていて、ミルク色の頬がとても目立っていた。
「あ、あの…」
「な、何すんのよっ!!」
いきなりビンタされた。
そして少女は立ち上がり、長いポニーテールを揺らしながら走り、俺をぶっ飛ばしたと思われる凶悪兵器、自転車に跨って走っていった。
…なんで俺ってこんなことばかり…。
…不幸だ。
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