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それは昨日の事だった。
『明日、カラオケ行きませんか?』
『いいですね!行きましょう!』
と言う、宮西先輩と瑞希の何気ない会話。
というわけで!
朝はいつもより早い六時に起きてしまった俺は、することも無く、ベッドから降り部屋を出た。
冷たい廊下を歩きながら1階のリビングに着いた。
買い置きしてた食パンを二枚取ってレンジに入れた。
「…何でこんな早く起きたんだろう…?」
それは自分でも分かっている。
単に楽しみだったからだ。
詳しい予定は聞いてないけど、十二時にカラオケ店の前で集合らしい。
まだ六時間もあるしどう時間を潰そうか考えている。
…どうしよう…?
チーーン…。
と、パンが焼けた音がした。
食べながら考えるか。
パンを食べ終え、俺はランニングをすることにした。
平日は瑞希を乗せて学校に行く。瑞希は軽いけど、所々に坂があって正直辛い。
この際に足を鍛えようと思った。
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