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カウンターで宮西先輩が店員と話してる隙に、瑞希が俺の顔にパンチしてきやがった。
「…っ…!!」
「次やったらぶっ殺すぞ」
…俺は、瑞希を引っ張ったら異常に切れてしまう事を、脳にしっかりとインプットした。
やることがキツイですよ、瑞希さん…。
「ここですね」
宮西先輩が手続きを終え、部屋の番号である「444」の扉の前に着いた。
…不吉だな。
「入りましょうか」
「はい、そうですね」
宮西先輩が先に入り、俺と瑞希は後から入った。
中は普通の個室で、特別変わった所はなかった。
「あ、ちょりーっす」
あの変な人形が無ければ。
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