281人が本棚に入れています
本棚に追加
『では只今より…、生徒会歓迎会を開催致します!』
生徒会……歓迎会?
「何で…いきなりこんな事を…?」
「暇だったからです」
納得の出来る理由だ。
「というわけで、誰から歌います?」
宮西先輩は座り、俺は瑞希の横に座った。
俺も曲を決めようと携帯型の機械を手に取った。
「アンタ、何歌うの?」
と、瑞希が聞いてきた。
「まだ決めてない。お前は?」
「私は決まったけど…宮西先輩がいるし、歌いづらい…」
尊敬する宮西先輩が目の前にいる、しかも歌うとなったら瑞希には無理だろうな。
だったら……。
「宮西先輩とデュエットしたら?」
「デュエット?」
デュエットだったら宮西先輩と一緒に歌えるし、それに恥ずかしい事なんてないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!