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いきなりだが、俺はハルちゃんになってしまった。
※理由は前の作品参照。
杉野が言うには元に戻るには1年はかかると言う……。
あ……俺の名前は高松高賀。
軽く紹介すると、今16歳でもうすぐ高校2年になる。
そして………。
事情により元彼女のハルちゃんになってしまった………!
高賀『元に戻れないって……そんな大事な事は最初に言ってくれよ……。』
晴香「うーん……大丈夫かなぁ。私、コウ君を演じる自信ないよ?」
この子は天道寺晴香。
俺と同い年で一緒なクラスの女子。一応小学生の時の俺の元彼女だ。
まぁ、そしてこの子も俺と入れ代わってしまい、男になった訳だ。
高賀『いや、別に演じる必要なくないか?前みたいに皆に話して……。』
晴香「ま、待って!それは行けないと思う……。」
高賀『なんで?』
またバレた時、皆に何か言われると怖いんだが……。
晴香「よく考えてみてよ……。私達は入れ代わった姿で生活しなきゃ行けないんだよ?」
高賀『……?あぁ。』
晴香「そうなると、もちろん学校も行かないと行けないわけ。」
何当たり前の事言ってんだ?何か問題あったか?
晴香「体育の時、男女別で着替える時に……皆が私達の事入れ代わってるの知ったらどう思う?」
高賀『………。』
初っ端から悪い。
早速妄想に入る。
~妄想~
女子A「今日の体育なんだっけ?」
女子B「さぁ……。バレーとかじゃない?」
女子C「そうなんだ。高賀君、皆女の子何だから手抜いて―――」
女子B「ちょっと待って。よく考えたら高賀、貴方……堂々と覗き?」
女子A「うわー!堂々と覗きとか~……死ねば良いのにー♪」
女子C「高賀君……さいてー……。」
~妄想終わり~
高賀『………。』
うん、言えない。
俺の高校ライフに終止符を打ち兼ねない。
晴香「だから、これは私達2人だけの秘密……ね?」
それはわかった。だけど、1つ良いか?
はっきり言って凄くキモいんだ。
何たって俺の姿をした男子がこんな事言ってるんだぞ?
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