尽きない苦労。

2/8
前へ
/791ページ
次へ
いきなりだが、俺はハルちゃんになってしまった。 ※理由は前の作品参照。 杉野が言うには元に戻るには1年はかかると言う……。 あ……俺の名前は高松高賀。 軽く紹介すると、今16歳でもうすぐ高校2年になる。 そして………。 事情により元彼女のハルちゃんになってしまった………! 高賀『元に戻れないって……そんな大事な事は最初に言ってくれよ……。』 晴香「うーん……大丈夫かなぁ。私、コウ君を演じる自信ないよ?」 この子は天道寺晴香。 俺と同い年で一緒なクラスの女子。一応小学生の時の俺の元彼女だ。 まぁ、そしてこの子も俺と入れ代わってしまい、男になった訳だ。 高賀『いや、別に演じる必要なくないか?前みたいに皆に話して……。』 晴香「ま、待って!それは行けないと思う……。」 高賀『なんで?』 またバレた時、皆に何か言われると怖いんだが……。 晴香「よく考えてみてよ……。私達は入れ代わった姿で生活しなきゃ行けないんだよ?」 高賀『……?あぁ。』 晴香「そうなると、もちろん学校も行かないと行けないわけ。」 何当たり前の事言ってんだ?何か問題あったか? 晴香「体育の時、男女別で着替える時に……皆が私達の事入れ代わってるの知ったらどう思う?」 高賀『………。』 初っ端から悪い。 早速妄想に入る。 ~妄想~ 女子A「今日の体育なんだっけ?」 女子B「さぁ……。バレーとかじゃない?」 女子C「そうなんだ。高賀君、皆女の子何だから手抜いて―――」 女子B「ちょっと待って。よく考えたら高賀、貴方……堂々と覗き?」 女子A「うわー!堂々と覗きとか~……死ねば良いのにー♪」 女子C「高賀君……さいてー……。」 ~妄想終わり~ 高賀『………。』 うん、言えない。 俺の高校ライフに終止符を打ち兼ねない。 晴香「だから、これは私達2人だけの秘密……ね?」 それはわかった。だけど、1つ良いか? はっきり言って凄くキモいんだ。 何たって俺の姿をした男子がこんな事言ってるんだぞ?
/791ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1180人が本棚に入れています
本棚に追加