1180人が本棚に入れています
本棚に追加
千夏「……晴香さん、今日何かあった?」
高賀『……!?な、何で?』
千夏「だって何だか様子がおかしいし……。うーん……悩み事?靴もいつもは並べてるのに今日は散らかしてたし、ご飯の時はいつも千夏に色々アドバイスくれたり手伝ったりしてくれるから……。」
うっ……靴の件は俺のミスとして、ハルちゃん飯の時手伝ってたのか……。
これは家でも気を抜けないな……。
高賀『じ、実は……今日また胸が大きくなってる事に気付いて……どうやったらバスト下がるかなって考えてたの……。』
フッ……どうだ!この起死回生の一言は!
千夏は胸の話を嫌う上、ハルちゃんの妬ましい悩みを耳にすると流石の千夏も呆れるだろう!
千夏「むぅ……。いっその事手術して取っちゃえば良いんじゃない?お父さんに頼んだら何とかなるかもしれないし。」
うっ……流石にそれは嫌だ。なんか痛そうだし……。
高賀『あ……あはは、大丈夫。そこまで深刻じゃないから……。』
千夏「はぁ、心配して損したよ。晴香さん、胸の話は今後の為に止めた方が良いよ?」
何で千夏に説教されなきゃいけないんだ……。
高賀『う、うん……。』
まぁ、多分もう使わないと思うが。
それからと言うもの、家では家事を千夏と協力してやる事になった。
面倒だ……。前までは千夏に全部任せられたのに……。
次の日、学校にて。
高賀『おはよー。』
教室に入り、なるべく不自然にならないように挨拶を送る。
それにしても今日も男子達のアタックが激しくてヤバかった……。毎日こんな事しなきゃならんのか……。
挨拶をすると光達も挨拶をしながら俺に近づく。
光「眞木ちゃんやっと元に戻ったよ~。良かったー♪」
眞木「あら、光心配してくれて居たの?可愛い子ね。」
光「べ、別に心配したって程じゃないよ!ただ調子狂うなーって思ったくらいだよ~。」
光が分が悪そうに顔を逸らす。
葵「光嘘ばっかりー。あたしによく電話で眞木の事ばかり言ってたよ?」
光「あ、葵ちゃん!その話は……!」
葵「あ……秘密だったね。今の無しで~!」
朝から盛り上がってるな……こいつらは……。
眞木「晴香、さっきから一言も喋ってないけど……どうかした?」
高賀『えっ!?い、いや……皆元気だなーって思って……。』
こっちは男子追っ払って疲れてるんだよ……。
最初のコメントを投稿しよう!