尽きない苦労。

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ビーン「まぁ、3クラスしかないから皆バラバラと言う事はないだろうがそれなりに覚悟するように!」 男子「ビーン!俺はビーンと離れたくないぞ!」 ビーン「俺は、たった今お前と離れたくなった。」 ビーンってあだ名、本当に嫌なんだな……。 休み時間。 光「さっきの話聞いた~?クラス編成だってー!」 眞木「もしかしたら私達、バラバラになるかもね……。」 葵「やだなー……。私皆好きなのに……。」 3人がちょっと困った様子で話し合う。 彩「晴香さん。」 高賀『…………。』 彩「晴香さん!」 彩が少し声を大きくして名前を呼ぶ。 高賀『……!?』 そ、そうだった。 俺はハルちゃんだった。 すっかり忘れてた。 高賀『な、なに?』 彩「クラス編成って誰がやるんだろう?晴香さん、知ってる?」 高賀『先生達が話し合いで決めてるんじゃないかな?』 正博「ほー。そうなのか。」 む……正博まで会話に入って来た。 正博「高賀とクラスが別になったら……俺は………。」 正博……。 正博「どうやって高賀の女子と話せば良いんだ!」 高賀『………。』 ……え?まさかそれだけの為に友達やってた訳じゃないよな? ………ありそうだから困る。考えないようにしよう。 高賀『そ、それは大変だね……。』 正博「でもなぁ、何もクラス編成だけが全てって訳じゃないんだよなー!」 高賀『……?どういう事?』 正博「俺達は2年になるんだ!後輩が出来るだろ?どんな子が告白してくるか楽しみだ!」 既に告白される事前提なのな……。 彩「あっ……そういえば新しい先生も何人か来るんだっけ?」 正博「お、おう。それも楽しみだよな!高賀より先に手回してハーレムになってやるぜ!」 その自信はどこから来るのだろう……。 後輩はともかく、新しい教師か……。 どんな人が来るんだろうな。
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