第2章

5/11
前へ
/37ページ
次へ
「ぇ、でも「お前ら何ごちゃごちゃ騒いでんだよ! 今は真夜中だ!!」  いきなり入ってきたユージーンさんに、私達は二人とも頭にチョップを入れられた。 「特にスーザン! お前もう元気なら帰れ!!」  ユージーンさんが叫んで部屋を出ていった時、私とトーマスは 二人そろってため息をついていた。 「今の、彼が一番うるさかったですよね……」 「うん」  そう言って二人で笑う。 でも、あの人が乱入してくれたおかげで、だいぶ落ち着いた気がする。 「ふぅ。 あのさ、まずちゃんと自己紹介しようよ」 「賛成です。 俺ら、まだお互いの名前くらいしか知らないですからね」 「……じゃあ、私から」  
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加