第2章

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 お父さんは、凄腕の退魔士だった。 弱い魔物にも強い魔物にも、全力で立ち向かっていた。  私は高校出た時からお父さんの助手として、魔物を探知したりお父さんが嫌いな報告書書きをしたりして働いてたんだけど、お父さんは、とってもすごかった。  お父さんが死ぬ3ヶ月くらい前から、私もお父さんの監督のもと、実際に魔物と戦うようになった。 今となっては、お父さん、自分がもうすぐ死ぬことを知ってたんじゃないかなって思うけど……。  私は頑張って、お父さんに負けないくらいにかっこいい退魔士になる。うん!  
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