第1章

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 スラッとしてて、今は体勢があれだからよく分かんないけど、多分とっても背が高いんだと思う。 真っ黒の変な服を上下着ている。 月の光に輝く金髪は肩にかかるくらいの長さで、外に向かってピンピンはねてる。 んで、綺麗な顔。 「ん? どうかしました?」  いや、あなたきょとんとしてるけど、私はっていうかあなたがどうかしまくってるんだけど。 ってか目は青なのね。綺麗……。  …………いけない、頭がクラクラしてきた。 深呼吸をして、物凄い精神力を使って微笑んで尋ねる。 「あなた、誰ですか?」  
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