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なんなのこのチェシャ猫
異常にカッコいいんだけど
「ずいぶんと楽しそうね、アリス」
「・・・え?」
え? 当たり前だ
なんでここに女王がいるの?
ここは公園だよ?
そう思い辺りを見回すと・・・
「あれ? なんでお城の前にいるの?」
「なんでだろうね」
ヒュン
危なっ!
口には出なかったが
さすがに鎌で斬られたらは死んでしまう
チェシャ猫は軽々と避けていた
「ちッ!」
「女王様怖い・・・」
可愛いのになぁ・・・
なんて言ってる場合じゃない!!
「チェシャ猫逃げよ!」
「僕のアリス
君が望むなら」
軽々と持ち上げるなー
感心している私を
お姫様抱っこで
フルダッシュしているチェシャ猫
「逃げるなー」
潤目で追いかけてくる女王様
「このっ!」
えぇぇ!?
鎌をブーメランにしてるよ
「チェシャ猫!
避けて!!」
「僕のアリス
君が望むなら」
迫ってきた鎌を意図も簡単に避けてしまう
「女王様、追いかけて来ないね」
「女王は足が速くないんだよ」
にんまりして言う
アクシデントが続きすぎで
嫌な予感がする
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