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長い廊下を一定のリズムで進む
毎度思うが屋敷のこの広さはどうにかならないだろうか?
五人しかいないくせにこの屋敷は広すぎるだろ!
設計者に心の中で文句を言う事約二分、やっと目的地のキッチンに着いた
ドアの向こうから味噌汁のいい匂いがただよってくる
静かにドアを押すといつもの背中が料理の真っ最中だった
「おはようごさいます、ラルドさん!!」
「ん?あぁおはようイクス君」
小皿で味噌汁の味見をしながらいつも笑顔で振り返った
この目の前の爽やか美形さんはラルド(ラヴォアジエ・レイ・ラルド)さん
この屋敷の家事を担当している執事さん、いつもニコニコしている。ちなみに白髪は地毛らしい
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