勘違いしたのはそっち。

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「すいません、お茶しません?」 「逆ナンすんのっ?!由架っ?!」 「どうですか??」 「…俺、女だから。」 俺、辻井湊(ツジイミナト)。 性別は女。 いまナンパされてたみたいだが、 さすがにイライラが爆発した。 これで男に間違えられたの何回目だ? まぁ別にどうでもいいんだけど、しつこく言われたら苛つく。 ムスッとして家に帰る。 「ただいまー。」 「お帰り!みなちゃん♪」 「だからその呼び方やめろ。」 「いいじゃないの。」 「よくねー。」 「あ、そういえば!みなちゃん。」 「…なに?」 「明日から違う学校手配したから♪」 「…は?」 「この学ラン着てってね!共学だけど。」 「いや、それはいいんだけど。なんで違う学校行かないと…。」 「そこ校長がお母さんの兄だから学費安くしてくれるのよ~♪」 「もしかして…、鷺宮学園(サギミヤガクエン)…?」 「そー!」 .
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