娘の変化
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「どうした?」 奈穂はしっかり真紘を抱き留めた。 華奢でか弱いはずの奈穂は逞しくなっていた。 「春ちゃんの入学式、やっぱりいかなかったんだ…お赤飯炊いてきたんだけど。」 昨日メールした私を心配して訪ねてくれたのがわかり、 「あっありがとう…」 そう言ったきり又泣く真紘。 そんな二人を優しい笑顔で見つめる昂也。 そこには、変わらない時間があった。
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