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神田はあまり気にする事なく少女に問掛けた。
『すまないが聞きたい事がある…』
『何でしょう?
あ、宜しければ家にお越し下さい。』
少女は先程の礼をしたく神田を自分の家へと招いた。
家に入り少女は茶菓子と紅茶を出し神田の向かい側の椅子に腰掛けた。
『それで聞きたい事とは何でしょう?』
神田はゆっくりと口を開いた。
『……俺はある情報を探す為にこの街に来たんだが…何かこの街で起きた不可解な事件とかないかと…』
神田はこの街とイノセンスが関係していると考えそう少女に問掛けた。
『そうですね……
不可解な事件と言えるかは分かりませんが1つありますね』
少女のその言葉に神田の表情は険しくなった。
そして少女はゆっくりとした口調で話始めた。
『とりあえず自己紹介しますね。
私はユイス・フローラル。
この家で叔母と叔父と暮らしています…。
それで話ですが…
事の始まりは三ヶ月程前です…』
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