第三話

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俺が友達と飲んでベロベロに酔っ払った帰り道の話。 あれは午前2時ぐらいだったかな、恥ずかしながら酔ったら破壊癖があるもんで、 看板やら目に付くものを蹴ったりしながら1人で千鳥足で帰ってたんだ。 そこは場末の駅前通りで夜中なんて人っ子一人通らないような場所で 電話BOXがポツンと一つあるだけ。その電話BOXで事が起きた。 電話BOXの中に誰かいる? 少し遠い位置からだったからよく見えなかったけど電話BOXの中に白い人影があった。 俺は「こんな時間に気持ち悪いことしてんじゃねーよ死ね」などと呟きながらその電話BOXに近づいて行った。 でもなんか様子がおかしい、、、 近づくにつれて電話BOXの中から張り付いてこっちを見てることが分かった。 ソレの容姿は白い服に長い黒髪で、車に潰されたカエルみたいな格好で電話BOXの中から張り付いてこっちを見てる。 ホント、ベタベタな幽霊って感じだった。 うわあ・・と思いつつも帰るにはその電話BOXの横を通るしかない。 それに酔っていた俺は少し気が大きくなっていた。 大体、幽霊じゃなくてそこらのキチガイかもしれないしね。それはそれで怖いけど。 とにかく俺は気にせずに横を通って行くことに決めたんだ。 一歩、また一歩近づいていく。あと5メートルぐらいってとこか。。。気持ち悪い。。。 その時、神の助け!反対車線から車が走ってきたんだ。俺はチャンスと思って 車がすれ違う瞬間にその電話BOXを通り過ぎようと思った。 タイミングを計る。あともう少し・・・よし、そろそろだ! と思った瞬間、車のライトが電話BOXに当たった。 光ってる・・・?
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