第二十二話

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“おかしい。“ その場に居る全員がそう感じた。 それでも、確かめに行く事はできない。なにより早く帰りたい気持ちが強くなっている。 「もういいよ。帰ろう」 メンバーの中の1人の一言で足早に全員が家の方向へ歩き始めた。 学校の方は振り向かないようにして。 けれど、私は振り向いて見たのだ。 開かずの間の窓から私たちの方向を向いている影を。
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