第二十四話

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これは私が初めて金縛りにあったときの体験です。 中学2年生の冬。 学年末テストで勉強をしていた時の事、その日はいつも以上に寒かったのを覚えています。 ヒーターをつけ暖をとり、勉強にも集中し始めたころ。 廊下から、リン リン と 鈴の音が聞こえてきたんです。 気のせいだろうと思い、特に何も思いませんでした。 けれどその音は、小さくなったり大きくなったりするだけでなかなか鳴り止みませんでした。 気が散ると、少しイライラし始めたころ、やっとその音は鳴り止みました。 何故か寒気がし、なにか直感的に嫌なモノを感じました。 怖くなった私は、隣にある母の部屋へ。
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