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西がこの恐怖体験にあったのは、中学3年の時でした。
西はサッカー部で放課後、毎日練習に明け暮れてました。
朝練は勿論、夕方は真っ暗になってから帰るのが普通でした。
その日は、たまたま早くに終わり、まだ明るいうちに家に着いたそうです。
1階の玄関を通り、2台ある内の右のエレベーターに乗りました。
そのエレベーターと言うのが、窓のついてるタイプの奴でその階を通ると、踊り場が見えるんですよ。
だから、エレベーター待ちをしている人が見えるんです。
その日も、14階を押しいつものようにエレベーターに乗りました。
14階につき、エレベーターを降りても結構部屋までは距離があります。
また、廊下はLの字型のなっており右を見れば外の風景が見える・・・・。
身を乗り出せば、下の駐車場も見えるわけです。
その廊下を西は歩っているたそうです。
すると、屋上に人影が見える・・・。
対面側の上の階・・・。
西の部屋は14階ですから、上は屋上です。
その人影はフェンスを超えて立っている・・・。
先に西にきずいたらしく、こっちをボ~っと見ていたそうです。
ただ、夕日が逆光になってよく顔が見えませんでした、そしてその人影は西から目線をそらし、下を見たそうです。
そして、次の瞬間その人影は、頭から下に落ちて行きました。
ドスッ!!気持ち悪いですが、落ちた音まで聞こえたそうです。
そして、下からは悲鳴が・・・・。
思わず身を乗り出し、下を見ると遥か下の駐車場の一部が赤く染まっていたそうです。
西は、走って家に帰り管理人に電話し、目撃者として後から警察などに色々聞かれたそうです。
その自殺者は11階に住む専門学校生で、西とも顔なじみでした。
その後、3日間はなにも食べられなかったそうです。
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