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開けた先にあらわれたのは一面の花畑。
「な、何?ここ……どこ?」
見渡す限りは色とりどりの花で覆われている。
甘ったるい香りが体を包む感覚がした瞬間、リンの足から力がぬけた。
ぱさっ
花畑に倒れこむ。
(あれ?なんだろう、体がいうこときかないや…。)
体がだるくて、すっごく眠かった。
体をおこそうとしても、力が入らない。
(本当、疲れたよ…)
ぼ~っと考える。もう口も動かない。
(眠い…。これ夢かなぁ。実際こんな事あるわけないし。)
考えている間に、瞼はゆっくりと閉じていく…。そしてリンの意識が途切れた。
花畑には甘い香りが満たされていた。
第一章END
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