序章 ~だって私は普通の子~

2/2
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
ずっと思ってた。 私は、 『ごくごく普通の女の子』なのだと…。 毎日普通に学校へ行って勉強して、たわいもないことを話す。 家に帰ったら、ご飯を食べて、ちょっとしたことを親と話したりもする。 それからお風呂に入って少しだけ遊んで寝る。 そんなことを毎日繰り返して、これからも生きていくんだと思ってた。 別にそれがイヤなわけじゃない。 だって普通が一番だもの。 そんな私がこれから起こる出来事なんて知るはずもない。 私は変わらぬ明日を思いながら、今日も眠りにつく……。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!