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ピピピピピ…………
ちょっとうるさいくらいの目覚ましで目を覚ます。
見慣れた朝の光景。
私の名前は朝倉リン。
普通の高校生。
特筆して頭がいいわけでも美人なわけでもない。かといって最悪なわけでもない。
言葉で表すなら『普通』だ。
毎日朝起きたら、軽くみじたくをして朝ご飯を食べる。その後に占いを見てから学校へ行く。
いつも通りの流れだ。
「ねぇリン。昨日のドラマ見た?」
学校で朝に話す事なんてだいたい同じで、昨日の夜の事がほとんど。
それはやはり、今日も変わらない。
何気ない話をしていると、私の友人はふと思いだしたように言った。
「あぁ、リン。今日運勢最悪だって。思いもしないことがおきるでしょう、って。」
気を付けなよ?と友人は笑っていってしまった。
私は
(さて、何が起こるんだろうね?)
と、深く考えることはせずいつもと変わらない青空を見上げた。
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