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急いで歩いていくと、目の前に大きな林があった。
この林のせいでわざわざ大きく遠回りしなければならないのだ。
林を見てリンはひらめいた。
「この林を突っ切れば早くつくかな?」
林には大きくはないが、人が一人通るぐらいの小道があった。
とにかく急いでいたリンは、意を決して林の小道を突っ切る事にした。
…………
………
……
「長い~。」
リンは疲れていた。小道に入って5分、歩き続けているが出口が見えてこない。
まさかこんなに長いとは思いもしなかった。
最初は2、3分走ればいけると思っていたのに未だに出口はみえない。
小道に入ると光が遮られてしまって一気に暗くなる。
まぁ、一応足下が見えるのは救いだが。
リンはあまりにも疲れたので、近くにあった石に座って一旦休むことにした。
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