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「え!?何!何事!? 」
席を立ち、様子を見に行こうとした私を部屋にいた従者が慌てて止めた。
「い、いけません!!魔王様!何がおこったかわからないのです!部屋にいらっしゃってください!! 」
「で、でも、隕石がこの城に落ちたとか近くにある火山が噴火したとか、火事がおこって、爆発したとかだったらすぐに避難しないと死んじゃうし!! 」
「隕石がそう簡単に落ちませんし、近くに火山はありませんし、火事はー…あるかもしれませんが、確証がないですし 」
あるのか。
「と、とにかくこの部屋にいt「ギャァァァ勇者だ!勇者が城を攻めてきたぁ!! 」今すぐ逃げてください!! 」
「どっちだよ!? 」
ていうか勇者!?天敵の勇者が攻めてきた!?ウソォ!?
このままじゃ私…殺される!?
まだ十五年しか生きてないのに!?
それは…
「断固拒否!!逃げなきゃ…。「逃がすわけないじゃん。 」え…? 」
ドゴッ!
隣にいた従者が
倒れた。
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