勇者様は最強!?

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右を見ると木々。 左を見ても木々。 空は満月だから明るいがもう夜。 「ここどこ――!?「うるさい。」きゃっ!?」 間一髪。 飛んできたモンスターを避ける。 私の城から出て、およそ三時間。 外こんなだったんだなんて浸っている時間なく、目的地に向かって歩いていた。 只今、あってしまった野生のモンスターと戦闘中。 もっとも、私は体に同化させて隠していた大鎌を持ってモンスターの攻撃よけて、勇者が一撃で、急所を鞘で殴って気絶させているのだが。 たまにモンスター投げてくるから恐い。 「よし、終わった。」 ふぅ…とため息をついた少年―――シオンの後ろには、沢山のモンスター達の屍累々(死んでないけど。) 帰り道は安心だ。目印がたくさんあるし。 うん(現実逃避。)
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