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「ところで、そのモンスターってどこにいるんですか?」
モンスターの屍(生きてる)から少し離れながら聞いた。
だって、起きたらやだし。
「あぁ、村人達の情報によると、この辺りらしいよ。目印があるとか…。」
シオンは地図を見ながら辺りを見回してる。
「目印?」
「なんか、すごい目立つからすぐわかるって…。」
「目立つ…。ん?」
私は前に何かあるのを見つけた。
近づいて、よく見てみると、
「看板……?」
ゴージャスな看板だった。全部おそらく金で作られてるようで、「注!!この先凶暴なモンスターあり!!」と書かれている。 確かに目立つ。昼間だったら。無理にでも目にはいるなこれ…。
…よく見ると、看板の根元に掘られた形跡がある。
この看板盗まれそうになってんじゃん…。
「あ、見つけた?」
シオンが歩いてきた。
そして看板をみる。
「……目立つね。」
「はい…。」
看板と私達の間に風が吹いた。
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