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昔々、雪姫と呼ばれる少女がいた。
白い髪に、深紅の瞳。 けれど、冷たい雪と違い、明るい笑顔を浮かべる少女だった。
少女は笑っていた、まるで、太陽のように。
しかし、少女は人間ではなかった。
モンスターと呼ばれる者だったのだ。
少女をよく思っていない人間達に虐げれ、いつしか彼女は、人を恨み、少女自身が持つ力を使い、殺し、魔王と呼ばれるようになった。
少女は笑わなくなった。
まるで、氷のように冷酷な人形。
ただ、人間を殺す人形になってしまった。
人とモンスターの戦いが少し治まってきた時期、少女は城の近くね人間とモンスターの領土の国境にある花畑にいく。そこには、
赤い髪に緑の瞳の少年がいた。少年は普通の人間だった。
けれど、その少年が彼女の運命を大きく変えたのだった。
少女と少年、そしてその後出会った三人の人間は、知る。
世界を襲う災厄を…。
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